在宅医療専門クリニックの利点

在宅医療専門のクリニックとは、外来の患者さんをたくさん診るような従来のクリニックとはずいぶん異なります。

どちらが良いとは一概に言えませんが、在宅医療を行う上では専門のクリニックなので、いくつか利点があります。

その大きな利点の一つが、平日の日中は毎日地域をグルグル周っているので急変などに柔軟に対応できること、また時間外や休日であってもフットワークが軽いことではないでしょうか。

興味のある方へご説明していると、なかなか具体的にイメージできない方も多いので、いくつか具体的に説明致します。

 

【診察】

一人ずつご自宅や施設内の部屋で行います。

・本人への問診・聞き取り

・血圧・脈拍・酸素飽和度の測定

・聴診などの身体診察

・お薬や生活環境の確認

 

【検査】

血液検査、心電図検査、超音波検査が必要に応じて自宅や施設内で可能です。

どうしてもレントゲン検査が必要な際は、外部のクリニックへ紹介・受診という形をとらせて頂いております。

 

【処方・処置】

薬局が薬を持ってくるか、ご家族に取りに行って頂きます。

処方箋はその場で発行できます。

褥瘡(床ずれ)の処置、胃ろうチューブの交換、バルーンカテーテルの交換など多くの医療処置が可能です。

 

【注射・点滴】

自宅や施設内で看護師が行います。

特に必要な時は訪問看護師が毎日来て点滴を実施することもできます。

 

【お支払い】

原則として口座引き落としをお願いしています。

在宅医療に特化した、「医療費あと払いサービス」https://mdcom.jp/ を利用していますが患者さんの手数料はかかりません。

直接の現金のやり取りは間違いのもとなので避けています。

 

【カルテ】

在宅医療に特化したクラウド型の電子カルテを使用しています。

自宅や施設にて、ノートパソコンやiPadを通して閲覧・記録をし、クリニックにいる事務と共有しています。

夜間や休日、クリニックにいなくともノートパソコン一台あれば患者さんのカルテにアクセスし、診療ができるので便利です。

 

【他職種との連携】

各種文書・指示書・紹介状・処方箋もフォーマットが用意されており、当院はインターネットFAXの「メッセージプラス」と連携していますのでボタン一つで必要な事業所へ書類をFAXできます。

とくに「居宅療養管理指導料」を頂いている場合、患者さん担当のケアマネージャーさんへ診療情報を提供してケアプラン作成の参考にして頂いております。

本人や家族の希望がある場合、患者さんの病状に合わせた病院へ責任をもって紹介いたします。

 

 

退院してご自宅へ帰りたいというご希望の方、てんかんや脳性麻痺で自力による通院も難しいが内服管理が必要な方、高齢で通院が難しい方、癌などで緩和ケア等を必要としている方、施設へ新しく入所される方など、まずはご相談頂ければと思います。

「在宅医療」という選択肢を知らなかった、早く知っていれば良かったのに、と悔やまれる方も少なくありません。