時間外の往診を受けられる人とは

当院では訪問診療のかかりつけの患者さんが希望すれば、夜でも休日でも往診に伺うようにしています。

在宅医療を提供しているクリニックでは、24時間365日いつでも患者さんに対応するのが義務でもあります。

 

たとえば、、

午後9時になって息苦しくなったので診にきてほしいと患者さんが入所している施設からの往診依頼があったり、

日曜の昼に首の痛みが我慢できなくなってきたから来てくれないか、という自宅療養中の患者さんからの往診依頼があったり、

時には夜中に息を引き取られた患者さんの死亡診断に行ったり。

 

しかし、普段は当院の訪問診療を利用しておらずどこかの医療機関へ通院している場合、夜や土日に具合が悪くなったからといって飛び込みで往診依頼をされても伺うことは難しいです。

そのような場合、普段のかかりつけの医師へ往診依頼をするか(現代ではかかりつけの患者さんの急変に往診で対応するところは少なくなっていますが)、休日当番医や夜間急病センターへ行ってもらうしかありません。

往診を行う医師の立場としては、普段の患者さんの状態を把握しており、クリニックでもカルテがある状態でなければ急な往診依頼に適切に対応することはできないからです。

初めましての患者さんのところに突然伺っても、患者さんの持病や飲んでいる薬も分からない、そして今その症状に苦しんでいる経緯や背景も分からない、そのような中ではあまり踏み込んだ診断や治療を行うことはできません。まして、往診は患者さんの自宅や施設で行うので検査や治療手段も限られています。

 

当院の訪問診療を受けて頂くには、「患者さんが自力で医療機関へ通院することができない」ということが条件になりますが、夜間や土日の対応に不安を覚える場合、日常的な健康管理の段階からご相談頂ければと思います。

 

 

写真は当院の看護師が自宅療養している患者さんへお薬をお湯に溶かして服用させているところ。

在宅の現場では看護師も病棟と同等かそれ以上に患者さんの身の回りの看護、お世話をします。

血圧を測り、お尻の床ずれをみてガーゼを貼り替えたり、胃ろうや痰の吸引に必要な医療材料を確認して支給したり、採血や注射・点滴ももちろん行います。

当院の看護師はさらに往診車の運転や書類仕事、ケアマネージャーや訪問看護ステーションへの連絡など実に多様な仕事をこなしてくれているので、本当に感謝です。