在宅医療が便利な施設入所中の患者さん

宮崎市は人口あたりの有料老人ホームの定員数が日本一ですが、やはり一人で生活できなくなったり物忘れが激しくなった場合は施設へ入所することを考えるご家庭が多いようです。

当院でも7割の患者さんが老人ホームやグループホーム等の施設入所中の患者さんで、3割がご自宅で療養されている患者さんです。

 

(写真は友人のおばあちゃんを老人ホームで診させてもらっているところ)

 

昔と違って共働きの方が増えたり、そもそもみてくれる家族が少なくて施設へ入所されているので、患者さんを医療機関へ通院させるのも大変になってきます。

施設職員はその都度付き添うことは難しいので、ご家族に付き添いをお願いすることになりますが、とくに夜間や土日は急病センター、休日当番医のところへ連れて行って初めての医師に診てもらうので苦労はなおさらだと思います。

 

そこで施設入所にあたり、施設まで訪問診療に来てくれる医師を決めてもらうことにしている施設もあります。

訪問診療であればご家族が通院に付きそう必要もなく、施設職員とこまめに連絡をとって不眠や便秘、不穏といった日常的な困りごとにも対応してもらえます。

夜間や土日に熱発や嘔吐、痛みを訴えても往診で対応してもらえ、普段の状態を踏まえた上での治療を行うことができます。

 

今までのかかりつけ医がそのような施設への往診も対応されていれば、ぜひ伺って頂ければと思いますし、そうでなければ訪問診療医を探すというのも選択肢だと思います。

施設によっては連携をとっている訪問診療医がいますし、ご家族が希望されれば基本的にはどの医師へ依頼するかは自由です。

 

最近はどれだけ医療的に重篤な状態の患者さんでも、最後までお看取りをするという施設も増えてきているようです。

先日は当院でも重症心不全の患者さんを、施設の全面的なご協力で最後の旅立ちまで診させて頂きました。午後11時30分でしたが、夜勤の施設職員、訪問看護師、私でお看取りさせて頂きました。

 

こうした、介護と医療の連携などまだまだ知られていないことも多いのが実情です。

わからないことがあれば、担当のケアマネージャーさんや、当院にでも気軽にお問い合わせ下さい。可能な限りお答え致します。